MONTHLY
トロポポーズのシャツコレクションです。
202211_GOBELIN
2022.11/5 sat - 28 mon
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時を纏う。
異なる時代、それぞれの土地で生まれた布が
ふたたびここに集められ、1枚の布として息を吹き返す。
遠くイタリアから、あるいは日本から。
それらが生まれ、織られた時代に想いを馳せる。
今ここに辿り着くまでの歴史に静かに想いを巡らせる。
そして、時を纏う。
調和と不調和。
実際のところ、隣り合う者同士が、
穏やかに共鳴し合うことは稀である。
個々に強烈な個性を放ちながら、
異質、不和、違和感を許容しながら、
それらを抱擁する存在の大きさを問い、
シャツとしての完成形を探る試みを続けている。
赤は情熱、青は静寂。
感情はグラデーションである。
時として、怒りは悲しみと隣り合っており、
喜びもまた悲しみの側にある。
それらは環となって、周辺を浮遊する。
赤は情熱、青は静寂と人は言う。
それではこの混沌とした感情はなんと表現しようか。
怒りでも喜びでもあり、楽しみでも悲しみでもある。
それらを表す色を表現してみたいと思った。
トロポポーズリニューアルの第1弾は
デッドストック生地のパッチワークシャツ。
デザイナーが1枚ずつ生地の並びを考慮し、
オーダーごとに手で組み上げていきます。
すべてが1点もののため写真とは構成が異なりますが、
同じ生地を使用して、デザイナーが組み上げていきます。
作れる数に限りがありますので、
気に入ってくださった方に
長く着ていただけたらと思います。